ぽんこつブログ

6歳男児を育てながらTVerで働くプロダクトマネージャーです。あらゆるエンタメとアルコールを養分に生きてます。

育児が劇的に楽になりこどもの笑顔も増える!ジーナ式育児のすすめ!

バタバタしているうちに、「育児ブログ書くよ宣言ブログ」からもう半月以上も経ってしまい不甲斐なさを感じています!!!!育児をしているとほんとうに光陰矢のごとしだ!!!!_:(´ཀ`」∠):_

最初の育児エントリとして、産後2ヶ月で仕事復帰した話とか、普段どう夫と一緒に育児をがんばっているかとか、書きたい事はそれはもう山ほどあり…。ただ、どれを書くにしても掲題の「ジーナ式育児」抜きには語れないなあと思ったので、まずはこの話をしようと思います。

ジーナ式とは?

ジーナ式育児とは、赤ちゃんが泣いたら対応するという従来の育児法とは違って、予め月齢に合わせて決められた授乳や睡眠のスケジュール通りに赤ちゃんと過ごす、という育児法です。ただスケジュール通りに生活するだけで、赤ちゃんはいつもご機嫌だし、夜通し寝てくれるし、なんとベッドに置いただけでひとりでスヤスヤ寝るようになります…!、と、怪しげな商材販促LPの嘘のような話に聞こえるのですが、実際にうちの子はジーナ式に慣れてきた生後2ヶ月頃から本当に昼はご機嫌で、夜は7時からぐっすり寝てくれる赤ちゃんになりました!そしてよほど機嫌が悪い時でなければ、ベビーベッドに置くだけで5分足らずで( ˘ω˘ ) スヤァと寝てくれます。初めて息子がひとりで寝てくれた時には「ファンタスティック!マーベラス!見てますか!?世界の皆さん!?!?!?これがうちの息子です!!!!!!!!!!!!」と絶叫しそうになるレベルの感激でした…。だってそれまで…1時間とかかけて…揺らして…寝かしつけてたんだよ…今もう同じことやれと言われても無理だよ……。今や深夜にたまに目を覚ましても、しばらくすると一人で指しゃぶりしてまた寝てくれるので、本当に朝7時までは親はしっかり休めます。今では黄昏泣きも全然ありません。

これはイギリスのジーナ・フォードさんという王室ベビーを含めた何万人もの赤ちゃんのお世話をしてきたというカリスマナニ―が考案した育児法で、彼女の書いたこちらの本はイギリスでベストセラーにもなりました。我が家では夫と共に「ジーナの仰せのままに!」「ジーナ先生!」「ジーナ様〜〜!」と崇めまくっています。

この育児法、初見だと「赤ちゃんを大人の都合でスケジュール通りに動かすなんて無理に決まってる!」という印象を受けがちだし、泣かせる育児という誤ったイメージが蔓延していたりもするのですが、実際にやってみると全く逆だよ〜本当にみんなやったらいいよ〜むしろなんでもっと流行ってないのか謎だよ〜産院で教えてくれよ〜タイムマシンに乗って産後直後に戻れるなら産後すぐからやりたかったよ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!という気持ちでいっぱいになったので、これから産む予定の人たちの為にも全力でおすすめしたいと思います。今回のエントリは気軽なブログというより、これから出産予定や乳幼児育児中でジーナ式を知らない/知ってて興味あるという妊娠出産ガチ勢向けへの記事なので、そうじゃない人にはただ長くてつまらないかもしれません。

ジーナ式育児の基本

ジーナ式育児の肝は、大きく分けるとスケジュール通りの生活睡眠環境の徹底です。

スケジュールは、生後0週から2週間、1ヶ月、2ヶ月と赤ちゃんの成長に合わせてどんどん変わっていくのですが、いずれも下記の基本方針を徹底して組み立てられているようです。

  1. 日中に1日に必要な授乳をすべて行えるようにする
  2. 月齢に合わせたお昼寝時間の上限を超えないようにする
  3. 赤ちゃんが眠くなるタイミングで寝かせる(赤ちゃんがまとまって起きていられるのは二時間が限界らしく、これを超えると見事に愚図り始める)

睡眠環境は、ちゃんといつも同じ場所で部屋を真っ暗にしておくるみを巻いて静かな環境で寝かせましょう、というだけのシンプルな話です。

当然その方が睡眠の質は高くなるし、赤ちゃんが「あ、これから寝るんだな。(途中で起きても)今は寝る時間なんだな。」という事がわかるようになります。そうすると、暗くなるだけでちゃんと自分で指しゃぶりを初めて、眠くなって…という感じで寝てくれます。たぶん、パブロフの犬的な事なんだと思います。

※イギリス発の育児法なので別室のベビーベッドで寝かせる事が前提になっていますが、添い寝や同室でもできなくはないと思います。うちはベビーベッドにカメラをつけて、別室にしています。

ジーナ式育児のメリット

1) 赤ちゃんがなんで泣いているのかわかるようになる

新生児期一番ストレスだったのはやっぱり「赤ちゃんがなんで泣いているのかわからない;;;」事でした。特に母乳育児をしていると、どれくらい赤ちゃんがおっぱいを飲んでくれたのかもわからないので、自信の無さからもとりあえず「おっぱい足りないのかな…」と思ってしまい何度でもおっぱいをあげてみるも、もうあげすぎでおっぱいはスカスカだし、本当は寝たいだけの赤ちゃんは寝たいのに寝かせてもらえずどんどん機嫌が悪くなってギャン泣きになっていくという地獄絵図でした…ほんとうに…地獄…。

けど、ジーナ式のスケジュール通りに動いていると、授乳時間前なら「あーお腹すいてるんだな―」とかお昼寝前なら「眠いんだな―」というのがすっごくわかりやすいので、なんで泣いているのかわからないって事がほとんど無くなります。慣れてくると、赤ちゃんの泣き方の違いもわかってくる。そもそも赤ちゃんが泣き始めた頃には赤ちゃんのストレスレベル的には手遅れで、本当は授乳も睡眠もちょうど良いタイミングで促してあげればすんなり飲む/寝るんですよね。そのベストなタイミングとして考えつくされたのがジーナのスケジュールなわけなのです。

どれだけ子どもを愛していてもこちらは育児初心者で赤ちゃんの言葉は分からないわけだから、自分の感覚で赤ちゃんの不満を探すより、プロの仮説に従った方が良い、というのは本当に目から鱗でした。

しかも、これはつまり意思決定しなければいけないストレスが減るという事で、一日を通しての負担の軽減ぶりは自覚している以上なんじゃないかと思います。


2) 異常に対して仮説を立てやすい

1に少しにているのですが、まず普段のスケジュールやミルクを飲む量、寝る環境なんかが完全に決まっていると、こどもの体調の変化や成長に気づきやすいかなーと思います。あれ、今日は随分お昼寝の時間にちょこちょこ目を覚ますなー、って時など、普段寝る環境や時間が毎日違う場合は何が異なる要因か見つけにくいのですが、環境を変えてないのに息子が変わった、という場合は息子の成長により何かが気になるようになっちゃったのかな、とか体調悪いのかな、とか仮説が立てやすいんですよね。(もちろん赤ちゃんなので、ただその日の機嫌とかで違う場合も往々にしてあるのですが。仮説があるかないかというのは精神衛生上けっこう違うと思うのです。)

仕事復帰後の追記:シッターさんも、上記の理由から細かい変化をすごく丁寧に共有してくれるし一緒に仮説を考えてくれるので、この利点はより強く感じるようになりました。

3) 自分の時間を計画できる

新生児期、赤ちゃんは今よりたくさん寝ていたはずですが、今より自分の時間をもてませんでした。何故かと言うと、赤ちゃんがいつ寝るか、何時間寝るか、全く読めなかったからです。なので、家事を片付けようにも仮眠を取ろうにもどうにも振り回されて何もできず、「寝た!私も寝るぞ!」と思ったら秒で赤ちゃんが起きて、「あうううぅぅ…うおおぉぉ…ぉううぅぅぅぅ…ね、寝たい……」と言いながらゾンビのように起き上がり、眠くて眠くてハゲそうな日々が続く…という感じに…。私、本当に寝ないと駄目な人なんですよ…みんなそうかもしれないけど…。

ジーナ式では、そもそも1度の授乳タイムを除き夜は19時から7時まで寝てくれるので、基本的に夜は大人の時間になるし、お昼寝の時間も決まっているので、その時間に洗濯物干しちゃおうとか仮眠取っちゃおうとかの計画も立てやすいのです。仕事復帰してからは、夕方にお風呂の時間とかが取られる分、夜に残った仕事を片付ける余裕さえできました。

さらに、19時の寝かしつけまで終えれば、夫に家にいてもらいさえすれば近場におでかけだってできちゃう!初めて夫に子を預けてマッサージをしに外出した時の「コンビニたのしー!いえーい!はっぴー!」ってなった感動は一生忘れない気がする…。

4) 慣れれば夫や家族に預けやすい

上2つを読めばおわかりかもしれませんが、ジーナ式を徹底していると、夫に預けるのもお互いに楽です!普段ずっと育児しているわけではない人に「泣いたらいい感じに判断していい感じに対応してよろ!」っていうのはかなりハードルが高いと思うのですが、「9:45になったら赤ちゃんを起こして、10:45になったらミルクをあげてね!」っていうのはそれなりに対応しやすいミッションだと思うんですよね。

「朝方の泣きは私が全て対応するので、22:30の授乳はよろしくです!」という感じでお願いできるから、私は朝早く起きないといけない分早く寝られるし、夫も気持ちよく寝坊できるというわかりやすい分担にできるのです。(実際ジーナの本でも、22:30の授乳は事前に搾乳しておいて家族に代わってもらいましょう、自分は早く寝ましょう、というのが推奨されています)

5) 寝れる!!!!

シンプルに、夜、親が、一晩ちゃんと寝れる!っていうのはもんのすごいバリューです。実際母乳育児の観点では夜の授乳がなくなるのは授乳量が減るのでよくないとも言われているのですが、睡眠が満足に取れないストレスと比較したらトントンじゃない?って思っちゃう。2ヶ月半で仕事復帰できたのは、間違いなくジーナ式のおかげで夜ちゃんと寝られているからですね…本当に…。

逆にスケジュールのために朝7時には必ず赤ちゃんと一緒に起きなきゃいけないっていうのはやや辛い所ではあるのですが、それにしても寝れたか寝れなかったかで起床のテンションは大違いです。

この間、息子が予防接種の副反応で熱を出してしまい、久しぶりに夜に4度も5度も起きた日の朝は「おは…よう…?…オムツ…かえ…よう…か…(パタリ」って感じだったのですが、一晩寝られた日の朝は「おっはよおおおおおおおお今日もかんんんわいいねええええええ今日もげんきだねえええええウリウリウリウリおっぱい飲もうねええええええええええええぺろぺろぺろぺろ」ってテンションで息子と遊べるのでとっても楽しいです!!!

6) 赤ちゃんの発育に良い

こればかりは実際本当に良いかどうかはわかりませんが、今のところは超健康優良児です!大人になっても「規則正しい生活」は推奨されているわけだし、悪い事は無いはず!特に乳幼児期の睡眠時間が長時間確保されていて質も高い、というのは脳の発育には絶対良い影響があると思うんですよね。日本のこどもは世界で一番睡眠時間が短いらしいけど、それは脳だけじゃなくて心の安定にもよくない、とえぬえっちけーでテレビのおねいさんが言ってました…!

あとやっぱり圧倒的に日中ご機嫌な時間が長くなったので、その分本を読んであげたりお話したりマッサージしたり、「泣いているのをあやす」以外のコミュニケーションを取れる時間が増えたのはすごくいいことなんじゃないかな〜と実感してます。どんな息子もかわいいけど、ニッコニッコしてる息子はやっぱりもう本当にデレンデレンになるレベルでかわいすぎ大天使です。

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先日我が家に遊びにきた先輩に「ひふみんに似てる」と言われた丸顔の息子の奇跡の一枚…◍˘‿˘◍

ジーナ式育児のデメリット

スケジュール通りにというのを徹底しようとすると、おでかけする時間を選ぶという辺りでしょうか。あとは睡眠環境を整えないといけないので、よそにお泊りするハードルが高い…。月齢の小さいうちはそんなに遠出する事もないので今はあまり気になっていないけど、今後はちょっと工夫が必要かも。

あとは期待値調整というか…もちろん赤ちゃんですから、体調を崩した時やメンタルリープにハマった時は夜泣きする事もあるし、物音とか明るさとかで朝早くに起きちゃってそこから7時までは寝かしつけなくちゃいけない日っていうのもまあまああるんですよね。突然お昼寝を通しでしなくなっちゃったなー、とか。そういう時に、「普段は寝てくれてる」という期待値でこちらは動いているので、「ああ…久々に…しんどい…」ってなっちゃう側面はあるかもです。贅沢病ですが…。

私がジーナ式を実践するまでの経緯

ジーナ式との出会いと一瞬の別れ

そもそもなんでこの育児法を知ったかというと、夫の妹さんが私の妊娠中にジーナの本をおすすめしてくださったんです。本当に今思うと感謝しかない…おすすめされなければ絶対知り得なかった…。

おすすめされてすぐAmazonで取り寄せたのですが(Kindleが無いのがつらみ)、この本、本当にものすんごく読みにくい事でも有名で。本の構成もおかしいし、翻訳もちょっと不思議な感じで、とにかく頭に入ってこない。ただでさえ出産前って実際目の前に赤ちゃんがいるわけじゃないからどの育児書読んでもまあまあピンとは来ないんですけど、それにしても読み終わった時に「記憶喪失かな??」ってくらい何も理解できずに終わりました。逆に新しい読書体験だった。。

だし、やはり出産後すぐの産院で「いえ、私はこのスケジュールに則ってやるんで(キリッ」って伝えるの、相当な精神力とやる気がないと無理だと思うんですよね…。産まれてすぐの新生児ってほっといてもずっと寝てるものなので必要性も感じないし…。

産後3週間での再開

個人差はありそうだけど、私の場合は大体生後3週目くらいだったかな、おっぱい飲んだら寝るだろうと思ったら突然らんらんと輝く息子のかわいい瞳と目があって、「ね、寝ない…!?」ってなって、「なるほど、寝愚図り、寝かしつけってこういう事なのねー(白目)」という絶望を味わう地獄の日々がはじまって、そうして久々にジーナ式の存在を思い出したわけです。

ただそれで読み返してみても、やっぱり読みにくいものは読みにくくて、理解はできるようにはなったけど、「やっぱり無理じゃない…!?」ってなって挫折、というのを何度か繰り返していました。

挫折のポイントになったのは、里帰り先だったのとまだジーナ式に本当にコミットするべきか自分の中でも迷いがある状態で、母親などまわりの人を説得するというのもハードルが高く…そこまで徹底した睡眠環境を作る事ができなかった事、あとはそもそも授乳が安定していなかったので、授乳の時間を決めるなんて無理!って思ってしまったんですね。(今読んでみるとそもそも授乳量を安定させる為の指示も多いのですが)

生後数週間のゆるジー

そこで知ったのがこちらの本。

 これ、日本人の方の本なのですが、訴えられたら負けるんじゃないかな?ってくらいメソッド自体はジーナ式の丸パクリで、けどとても説明がわかりやすく、随所随所の細かい部分のハードルを下げた本なのです。しかもKindleもある!(大事)

この本では、生後2ヶ月まではスケジュール通りじゃなくていいから、昼と夜の区別だけはしっかりつけて、あとは日中4時間半以上寝かさないようにしましょう、くらいの非常に緩いスケジュール指定になっています。これはとてもわかりやすかったので、里帰り中はなんとなくこれを徹底してました。それでも寝る時間はマチマチだったので寝かしつけは本当に大変で、何で泣いているかもわからなかったし、毎回1時間とか2時間とか抱っこして、置いて、泣いて、揺らして、みたいな事を繰り返していました。

けどおかげで、生後1ヶ月過ぎくらいには夜11時から5時とか6時くらいまではまとまって寝てくれるようになり、かなり楽になったのを覚えています。

里帰り終了後の再びの地獄

里帰り先では昼は近くに住む兄嫁様、夜はフルタイムで働いているお母様が助けてくださっていたので少ないながらもなんとか自分の睡眠時間を確保できていたものの、東京に戻ってしばらくは本当につらかったです。

夫も色々サポートはしてくれたものの、さすがに里帰り期間中に育児に対するスキルや経験のギャップはうまれてしまっていたし、当時はまだ完母だったので自分ががんばる以外に無い…!みたいな妙な力も入っていて上手な頼り方もわからず、毎日「眠い」以外の感情がほぼない生き物になっていました。

けど、見かねた夫が「完ミか、せめて混合にしたら?完母であるメリットってなんかあんの?」と提案をしてきてくれて、元々この時から一ヶ月後には仕事復帰をする予定もあったので、諸々考えた結果混合にする事に。(これはまた別途ブログにまとめます。基本的に私は混合がおすすめだ!と思う!)

そしたら授乳量の心配もする必要無いし、東京のお家では睡眠環境も整えられるし、との事で本格的にジーナ式にトライする事になったのでした。

ジーナ式、三度目の正直

いざやるぞと決めてみると、案外3日くらいで赤ちゃんはジーナ式に適応してくれました。と言っても、ジーナの言うようにいきなり赤ちゃんをベッドに置いて寝てくれるわけはないので、最初は寝かしつけはアリにして睡眠時間と授乳時間を守る事だけを徹底。時間などもこれまで続けていた安眠ガイド式とジーナ式の折衷案みたいな、俺流ジーナみたいな、オランジーナみたいな(言いたいだけ)、そんな感じの中途半端な形でトライしていました。それでも、赤ちゃんが段々体で寝る時間を覚えるみたいで、徐々に抱っこ無しでもトントンだけで寝てくれるようになったのです。

ただ、難しかったのは、人に預ける時にいちいち共有しなきゃいけない事。当時夫の出張による不在だったりもあって、何度か品川区の支援システムで産後ドゥーラ的な人に2時間だけヘルプに来てもらったりした事があるのですが、とにかく彼女たちは寝かしつけのプロなので、赤ちゃんと見ると速攻で寝かしつけてくれてしまうんですよね…。

けどジーナ式において昼寝の上限を守る事、決められた時間以外の時間に寝ない事ってとってもとっても大事なので、「や、や、やめてええええええ」ってなって、かといってこの複雑な仕組みをゼロから説明するのも面倒で、それは本当に大変でした。

夫を巻き込んだ事で成功

そしてそれは夫も同じことで、あまりに眠くてフラフラしている私を見かねた夫氏、「1,2時間見ててやるから寝ろよ」とか優しい事を言ってくれたりするんですね。それで有り難く寝ている間に息子氏もすんやり寝かされていて、起きると夫が「がんばって寝かしつけたよ!」とわんこの如く報告をしてくれて「それはとても偉いしかわいいけど…うっうっ(滝涙)」ってなったわけなのです。他にも、細かい所が「あ、違う、それはジーナでやっちゃだめって言われてるやつ」とか気になってしまったりして。

そこで夫に「ハイパー読みにくいけど、それでもジーナ式の本を端から端まで全部読んで欲しい」とお願いしました。口頭では何度か説明した事もあったのですがそれでは不十分で、本質的な目的やメソッドを理解しない限り今後ももやもやしてしまうなと思ったからです。優しい夫氏、するっと了解してくれて、すぐに全部読んでくれました。

ひとたび理解すると、夫はすごくジーナ式にコミットしてくれるようになりました。こういうシステム的な思考はむしろ夫の得意とする所だし、母親と違って父親は単純に脳の構造的に赤ちゃんに対して冷静に対処できるので、 夫という協力者が誕生したのは本当にありがたかったなと思います。

そうすると、夫にとってはかえって私が続けていたオランジーナがよくわからないし、中途半端にやるのはやめようという話になって、思い切って100%正確なジーナ式にコミットする事に。すぐさま、こども部屋のドアにスケジュールや決まりごとを要約したドキュメントを作って貼り出しました。これはこの後私の仕事復帰に合わせてシッターさんに依頼をする際にも非常に有効な手段でした。

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ここからは本当に1,2週経たずに軌道に乗り、今に至ります。

まとめ

いずれ2人目を産むことがもしあれば、生後すぐからトライするだろうなあと思いますが、これから1人目を産む人がいるなら、まずは安眠ガイド式からトライするのがハードルが低いかなとは思います。ジーナ式は早くからトライした方がいいとされているけど、いつからトライしても赤ちゃんはいずれ慣れてはくれるそうなので。(でも心を強く持てるなら、多分最初からジーナ式トライするのが結果的には楽だとは思う…!!)

ただ、最終的には安眠ガイドだけじゃなくて、ちゃんとジーナ式の本をしっかり読んで理解して、完全にコミットするのがおすすめです。私は今でも何度でも読み返しますが、読む度になるほどなあ、と思う細かい考えがたくさん散りばめられています。

どんなメソッドにも言えることですが、システムやルールには背景があってそうなっているわけで、本質的にその理由を理解できないうちに中途半端にやってもあまり意味がないと思います。聞きかじった中途半端な知識で中途半端なルールだけ実践すると、かえって事態は悪くなります。(IT系の人にしか伝わらないと思うけどスクラム開発とかがまさにそうだと思う…)

特にジーナ式は、実践を繰り返すうちにどんどん赤ちゃんの事を理解できるようになる不思議な体験があったので、まずはがんばってやってみるのをおすすめします!最初は大変かもしれないけど、その先に赤ちゃんと自分自身の健やかな笑顔が待っていると思えばきっとがんばれるはず…!初期投資だと思ってがんばりましょー!

▶過去の育児に関するエントリ

y-a-j-i.hatenablog.com